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2013年 9月 14日

■10月27日（日）は、終日休診です。

　免疫とは、体に侵入した細菌・ウイルス・異物を排除するためにある体の防御システムです。この過程で「炎症」が起きます。これは正常な反応で炎症自体は抑える必要はなく、むしろ体を守るためには必要な反応です。免疫の働きで細菌・ウイルス・異物などの原因が排除されれば、免疫は働く必要がなくなり、炎症は自然と治まります。体の免疫機能だけで原因を排除できない場合は、その原因を特定し、取り除く治療を行います。
　免疫は自分の体を攻撃することなく、細菌・ウイルス・異物だけを攻撃して体を守ります。免疫介在性疾患とは、免疫が正常に働かないことにより起こる病気です。本来、体に無害なものに免疫が反応・炎症を起こしたり、細菌・ウイルス・異物だけでなく、免疫が自分の体まで攻撃してしまったり・・・。
　免疫介在性疾患というと、耳慣れないでしょうが、皆様ご存知「アレルギー」も免疫介在性疾患のひとつです。
　免疫介在性疾患は、年々増加傾向にあると思います。免疫介在性疾患は、命にかかわるｹｰｽもあり、早急な診断・治療が必要となるケースもあります。今回の勉強会では、実際の症例を見ながら、治療薬を中心に基礎から応用まで解説されるそうです。ぜひこの機会に免疫抑制剤の知識を深め、診療に役立てたいと思います。